たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

至福の歓びというターラ 1

「ターラへの奉納」の意味もわからずに、ただピーターに言われたことが後押しをして、はるかは乾窓院での小嶋さちほさんのワークショップに行っていた。
久しぶりの瞑想のある生活。食べる瞑想。踊る瞑想。言魂(ことたま)瞑想。歩く瞑想。座る瞑想。身体をさする瞑想。。。1つのことを丁寧に集中してすることを瞑想とよぶならば、この1泊2日はかなり瞑想をしたことになる。
エネルギーを感情を感覚を受け取ることは案外得意なのだけど、自ら発信することはあまり得意じゃない。。。
この前ピーターにずばりと言われて、バレたかぁと思った。彼はびっくりしていた。こんなにおしゃべりでいつもエネルギーを発しているように見えるはるかなのに、実は受け取ることばかりしていて、まっすぐ発することができていない。

ターラ菩薩とは観音様の慈悲の涙より生まれたとチベット仏教の伝説のなかで伝えられているらしい。この女神は21の異なる姿で顕現するという。
21ある性格の中で、自分に合った、あるいは自分にないターラを選ぶ。そして歌にあわせて即興で踊る。お経で踊れるなんてスゴイ話だよ。超のりのりだ♪
はるかは17番目のターラ「至福の歓び」と縁があった。彼女を表すキーワード「オーガズム、魅力、ダンシングクィーン、喜びをもたらす」
歌詞の和訳は「称えよ勝利の喜びを カイラスマンダラシュミセン揺さぶり アメツチヨミは足元に震えりターラ」
マントラを唱えると、本当に自分にはありえないと思うことが起きる。いつもよりもずっと感じる。こんなことを言うと怪しいと思われるかもしれないけれど。
そういうわけで、17番目のターラが来る前に、14番目の怒りのターラが来た後で、全身に地球上の人のありとあらゆる怒りが、ものスゴイ重さでのっしりと落ってきた。
涙が止まらなくなって、こんなに苦しい人たちがいる瞬間に一体全体どうやって!至福の歓びのターラを踊ることができるのかと思った。
それでも、17番目のターラはやってきて、周りの人たちが笑い出すほどに踊り通した。矛盾のように感じるこの一連の出来事を受け止めることができない。怒りを知っているから喜べるのだと、人は言ったけれど。少し時間がかかるのかもしれない。でも必要なことだから感じたのだと思う。