布パンツとおむつなし育児 1歳8ヶ月〜2歳1ヶ月の記録 私のエゴとのたたかい。
おむつなし育児って、ひとくくりに言うけれど、成長段階によって本当に違う。
1人の人間でもいろんな段階があるんだから、子どもによってそりゃ違う。
あくまでも「たすくの場合」でしかないんだけど、それでも記録は続けとく。
おむつ外しとおむつ外れは違う。
おむつなし育児アドバイザーの講座で何度も解説されたこと。
うちの場合、1歳2ヶ月の保育園入園をきっかけに、「おむつ外し」はした。布パンツで過ごしている。夜もパンツ。
寝起きはだいたいおまるでしてくれるし、うまく行けば帰宅後も。あと、お風呂場でもしてくれる。けど、大抵は粗相、というかお漏らし。ぞうきんだけは家中に置いてあって、ユーカリプタスのオイルを垂らしたクエン酸水ですぐにシュッシュ。
おむつを大人の意思で外したけれど、おむつが外れたわけではない。
この後、「おむつ外れ」がいつ来るかはわからない。おむつ外れは排泄の自立。
もよおして、パンツを脱ぎ、用を足し、パンツをはく。
おむつなしをやっている子は、自然に外れることが多くて、いわゆるトイレトレーニングをほとんどしなくてよいという点において、親子のストレスを最小限にすると言われている。なので、第一子で悲しいトイレトレーニングになった経験をした人が、もうあれをやりたくないという理由で、おむつなし育児に興味を持つことも多い。
どうしてできないの??と怒っちゃったりする自分を嫌悪する悪循環。
でも、昨日まで数年もの間「漏らさないで」「おむつの中でして」って基準だったのに、ある日から「おむつの外でして」って基準が変わるのは、我々が「今からおむつの中でうんこして」って言われて、やりにくいのと同じ。
そりゃ、「トレーニング」というネーミングになるわけだよ。
おむつなしの目的は、このおむつ外れがスムーズにできること、ではない。
そりゃ、それもオマケで付いてくるのを期待はするけど。
おむつなしの目的は、赤ちゃんの本来の排泄に寄りそうこと。
自然界で、排泄物をいつまでも自分の身体に付けたままのものがいないこと。
つまり、おむつの中でするよりも、開放空間で排泄する方が気持ちよいという基準を忘れないまま赤ちゃん時代を過ごすこと。
分かっていたはずだった。
心底理解しているはずなんだけど、
2021年のうちに外れたりして!?
さすが、全力でおむつなし育児をやってただけあるね!
的な内なる声、自分の中のエゴが、あるねー。ある。
これを手放さないと絶対次の段階には進めないぞ!!って頭では分かっているのに。
とってもわかりやすいサインが半年くらい続いていて、
(排泄のサインなんて、生後5ヶ月頃以降は全くないやんか!!タイミングの方が重要や!!と思っていたけど、サイン復活するんや、、と知った)
おしっこの1分前くらいから、股間に手をやるので、
「おしっこやろ??」とつい言ってしまう。
それで、絶対出るから「ほらー」という気持ちになる。
言わないようにしても、全身が「ほらー」と言っていたと思う。
で、「おしっこやろ?」と言うと
当然のように、「ねなーい(出ない)」と言い
直後に漏らす。
もう、お風呂の時に風呂場でおしっこする以外全部粗相。という事態になった。
おむつ外れに必要な条件として、
2時間以上の排泄間隔、立って歩ける、事前に伝えることができる
の3つを教わった。(表現違ったかもだけど)
もう揃っているからできるはずだけど、これまでの人生で一番できていない。。
(できるとかできないとか、成功とか失敗とか、そんなんも大人社会の物差しでしかないんやけど・・)
おむつなし育児のグループLINEに、「たぶん、私がこのエゴを手放したら、解決するんだろうけど、できない。」と書いたら、3人の子がいるママから「修行やで」と言われた。
やっぱそうやんね、と頭では分かっているのに、手放せない。手放したつもりで、どこかでうっすら「おむつ外れ いつ」を思ってる。
元旦の朝、親がいつまでも寝ていたら、たすくは1人で起きて、1人でパンツを下げて、おしっこをして、またパンツをはいていた。しかも、同じ午前中にもう一度同じことをした!!!
そうか、過干渉を手放せばいいのか!!エゴは手放せないけど、見ないフリして過ごすはできるかも!?
そう思いながら、1歳11ヶ月までにおむつ外れ・・みたいに、また記録日を数えていた!!驚愕。恐ろしい、親のエゴ。私のエゴ。
2回続けてできたからね、実力はあるんだわ。だけど、やっぱり、つい「おしっこやろ?」を言ってしまう。過干渉から抜け出せない。
2歳を迎えた直後、一家でコロナになった。2週間保育園が休みだったので、夫婦で実験的に、一切何も言わないでみようと決めた。
どんなにわかりやすいサインが見えても、おしっこの前に声かけをしない。
トイレやおまるに誘ったりトイレについて言及したりしない。
それで、やっぱり徹底すると、自分でできる。
これで、思春期までの教訓を得た。過干渉は百害あって一利なし!
過干渉は、本人の伸びようとしている芽を、出ようとしている芽を摘んでいる。
この学びを忘れないようにしたい。心に誓うのに、またすぐやってしまう。
干渉せずに見守る。これが難しい。
2歳1ヶ月の後半で、劇的な変化があった。
長期旅行に出かけている隣の家から借りてきたぬいぐるみのトドくん。
完全にうちの新入りなので、トドくんにうちのいろいろを見せたり、紹介したり、食べさせたり寝かしたりお世話したりと、余念がない。トドくんがおまるでするところを見たいと言ったもんだから、毎回大変に張り切ってやってくれている。
第三者の存在は絶大だった。
これも思春期への教訓。
同じメンバーの中では息も詰まる。外部者の存在に頼りたい。