たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

新型インフルのその後

新型インフルがあけてから、
私の体力はだいぶ落ちていた。

4ヵ月半も無重力空間にいた若田さんが、自分の足で歩いたって言うのに、
11日間家から出ずに過ごした私は、仕事で大阪まで行ったら、帰ってくる頃には、ゲロゲロだった。

その後も、何度か貧弱に週末を過ごし、

それから、連休に北アルプスに行った。

一緒に行った友達に言わせれば、
出発の時点で全てがくるっていたらしいが、
(私と彼が驚くほど、価値観が考えを共有できてなかった)
とりあえず山に向い、とりあえず山に登り、
とりあえず向こう側に折り始めたあたりで、
下りに酔い始めた。

そして、そこからはゲロと下痢のオンパレードだった。
人生でも一番!と言っていいほどの噴水型ゲロ下痢事件になった。
しかも、別な友達と2人でなった。
15m歩くごとに、上からか下からか 出る。
高山植物ごめんなさい。

うそみたいに長い距離(と感じるところ)を
15mごとに止まり、出し、体力の回復を待ち、また進む。
友達は、「こういう形で強制終了したか。」と、思っていたらしいが、
とにかく、私らの面倒をよく見てくれた。

彼は、先に行って、テン場を確保してくれていた。

それから、死ぬ思いで、テントになだれ込み、
しかし、それでも、テントの外の2人の会話で、「ハヤシライス」なんて言おうものなら、テントの中の2人はゲロを吐き、
一ミリでも動けば、お尻から出るし、しゃべったって出る。
「食べ物の名前を言わないで」と、か細い声で言うのだけど、なかなか聞き取ってくれない。
「えっ?なに?はるか。もう一度言って?」
しゃべったら下痢が・・・

翌日、予定していた行程はもちろん進まず、一日休み、
回復を待ち、
その翌日なんとか下山した。

その翌朝、4時に帰宅し、9時には出社して、この話を大笑いで話していた。

結構つわものかもしれんね。私。

一時は、ヘリコプターを呼ばなければならぬのかと思ったり、
下山したら、点滴が必要だと思ったりしたが、

結局その週末には、高知の過疎地の調査で、チャリで野を超え、山を超え、60キロ+40キロ走りました。

ようやく元気になってきた。

インフルと下痢ゲロ事件で、5キロ以上落ちた体重も、だんだん戻ってきたよ。


ひとつ、新たに分かったのは、
新型インフルのときも、私の彼は結局うつらなかった。
同じ水を飲んで、同じ環境下にいたのに、私の彼は下痢にも嘔吐もなく、3人分の荷物を運んでいた。
(元気だったもう一人の友達は、”その水”を飲んでいなかった)

彼は、サンプルにならない。