たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

かっこいい人なのか頭がいい人なのか

ところでもう一人、自分自身についてネガティブ思考な人間がそばにいる。
今日の夜一緒にごはんを食べていたら「ぼくの人生は退屈だ。朝起きて、うぅぅんとなって、パンを買いに行って、しばらくぼーっとして、あぁそうか学校。と思って学校行って、買い物して帰って、あぁなんで大根買ったんだろう・・・と思って、それでもとりあえずおいしいもん作って、食べてまたぼーっとして、まいにちがそれで、毎日が一緒で毎日何もしていない」
「オラーーーーー!!なに言ってンじゃ!まぬけぇ!」と言った。「一日中なんかしてんじゃないかよ!しかも料理ウマイし。」
昔付き合ってた人がよく言ってたけど、ごはんを「炊く」という動詞はスゴイね。お米を選んで洗って、といで、水を計って、はじめチョロチョロ中パッパ・・・って炊く。炊飯器を使う時はボタンを押す。どこからどこまでが「炊く」という動詞で一体全体どれだけの幅があるんだ~!ッて。「生きる」なんて動詞については考えたくもないね。
 だからヒロにも言ってやったよ。「あんた毎日『ごはん作る』なんてたいそうな動詞使っておいて、毎日が一緒だなんて抜かすんじゃないよ! 毎日違うだろう!??」「はるかなんて、朝起きて植物に水やる自分にうっとりしてんだぞう!」「おいしくごはんが炊けるだけでステキ!って思うんだぞう!!」
 これは単なるナルシストとは違うんだ。ナルシストってぇのは、自分がなにをしているか意識して、その結果にうっとりするヤツのことを言うんだと思う。
 はるかは無意識で何かをした結果、それをプラスに考えてうっとりしてるんだよ。例えば、こっちの道とこっちの道とどっちから行こうか。よし、こっちに行こう!行ってみれば、なんとかわいい赤ちゃんに会えたのかしら♪こっちに来て大正解だったわ。私ってステキ♪となる。これは世間が言うナルシストとは違うよ。良い服を選んでそれを見せびらかすために歩くのではなく無意識に歩いた結果自分の目に飛び込んできたものに対して、喜んで受け止めるンだもの。