たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

ネグロスバナナ4本!【死ぬおもいをして得た短い人生の教訓】

ネグロス島。―フィリピン中部にある「砂糖の島」

長崎に行ってから、フェアトレードでオーガニックなバナナを意識するようになった。えびやコーヒーやなんかと同じでバナナの裏側にはさんざんな問題がごろごろしていることを知って、グリーンコープで買うようになった。
めったに買えないので、「ハハが子供のころに、病気になったときだけ食べていた高級品」と、案外タメはってる感覚だと思われる。
マジでおいしいし、ぜひともこの問題をなんとかしたいという思いから買っていたのだけど、京都に来て、とんとお目にかかっていなかった。
日本で南の地のものを食べるのは、身体を冷やす作用があり、あまりイケテイナイ、と人前で話しつつも、リビア生まれのはるかの家では、「モーズ」(アラビックでバナナ)がかなり食べられていた。実際スキ。
ごほうびには最適。

京都でネグロスバナナを見つけたのは、つい2ヶ月前。近所のオーガニックレストラン「ハリーナ」の店頭でみつけて、そのまま中に吸い込まれ、ばななを2本だけ買って出た。初めての客に、「明日、ネグロスから生産者の方がくるからもしよかったらどうぞ。」と声をかけてくださり、はるかはもちろん翌日出かけた。
去年3月6日。ネグロス島エスペランサ農園でサトウキビ植え付けの作業をしていたジョニー・ガイランさん(29歳)が銃弾に倒れました。―ジョニーさんが耕していた土地は、フィリピン政府の「農地改革プロジェクト」によって大地主の土地が分配されたもの。政府が法律に基づいて行っている農地改革だけれど、土地を手放したくない元地主は、私兵を雇い、畑で作業中の農民を取り囲んで発砲させたのです。(ネグロス・キャンペーンニュース2003.6.7号より抜粋要約)