ネグロスバナナ４本！【死ぬおもいをして得た短い人生の教訓】

そして、これが氷山の一角でしかないこと。
日本人の食や衣類や雑貨の陰に、人の死や苦しみやなんやかんやがあるのはイヤだと思うから、自分の想像力をよりリアルにするため、チャンスがあれば私は直接話を聞きたい。
「ハリーナ」で、出会うことができたのは、現地の人だけでなく、日本のネグロスキャンペーンの事務局長でもあった。
そして、おととい彼からメールが来て、ニュースを送りたいから連絡先を教えてください。と。なんて丁寧なひとだろう。と思ってすぐにお返事したら、昨日届いた。
今日、電車の中でゆっくり読んだら、やっぱり問題はとっても深刻で、引っ越したら、これを広めることも始めなならぬ。と思った。


ところで、ネグロスで思い出してしまうことがある。
四万十川をカヌーで下ったとき。電気ガス水道のない生活が5日間続く。食料を積んで、下る。トイレもないから、しゃべるで掘って、アーティスティックな「トイレ」を創る。そう。あとにもさきにもこれっきりトイレ。
自分だけがするならいいのだけど、どうも一緒に下っている仲間に見られるのが、どことなく恥ずかしくて、おしっこのときはいいのだけど、うんちゃんは億劫になる。
それで、高知空港行きのバスで、限界が来て、降りるなり走りたくても走れない。
そして、トイレから出てきたときには、一緒にいた（そしてバックパックを持っていてくれた）しんちゃんに、Vサインをしながら「ネグロスバナナ４本！！」と言った。
人間、排泄を我慢してはならない。ならないけれど、2,3日出なかった後での、生み出した時の快感は、実際、見せたいくらいのものだった。
しかし、世の便秘のみなさんはいったい全体どういう体の構造をしているのだろう。はるかなんて一日最低2回は出るよ。ちゅるんとしたうんちゃんが。ふいてもつかないくらいのやつが。便秘で苦しんでる人は、はるかのご飯を5日間食べれば治ると思うけれど・・・。