たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

この世このまゝ大調和 【旅日記】

 初島根・鳥取に行ってきました
 目的はひとつ 足立美術館へ行くこと
 こんな贅沢でシアワセな旅もあったのね と驚きです
足立美術館は日本一の日本庭園があるので有名で(アメリカの日本庭園専門誌で37カ国後に訳されているヤツで一位になったという)それはそれはすごかった。
 美術館の中の作品もすごかったけれど、屋外がとにかく圧倒するもんで、壁を四角くぶち抜いて、それを額として外を見ると、自然作がある。ひとつの庭にいろんな角度からいろんな要素や趣きや雰囲気やらがあって、びっくりたまげる。
 8時45分に入って、2時半に出てきたから、実に6時間近くにおよぶ鑑賞とリラクゼーションを確保したわけで。贅沢でした。

これにかなり近い感覚を覚える美術館がある
デンマークルイジアナ現代美術館
 世界65カ国を旅してきた松本英揮は、現代美術館の中では、3本の指に入ると思うって言ってたし、あんまり美術とかわからんけど、とりあえず行ってみよう!と思って、デンマークに行ってすぐ、独りで行った。
 あの時も1日のほとんどをあそこで過ごし、外の芝生に寝っころがって、みんなに手紙を書いた覚えがある。
 内容はもちろん違うけれど、この時間の流れ方とかリラックスの感覚がかなり似ていた。景色がアートの一部として重要な役割を果たしている という共通項のせいか

 未だに美術とかわからんけど、とりあえずもっとも心に残ったのは、陶芸家の河井寛次郎で、特に彼の言うところの「なんといふ今だ 今こそ永遠 この世このまゝ大調和」 この世このまゝ大調和だって!?
 人間関係で、二人の関係が不調和だと感じて、あきらめたことが多々あるというのに、はて、このままでも大調和だというのだから、圧倒したよ。
 他にもこの人の言葉で度肝をぬかれまくったので、ぜひとも本を借りてこようと思う
 「驚いている自分に驚いている自分」と言っていた。それを言うなら「笑っている自分に笑っている自分」とかさ、「泣いている自分に泣いている自分」とかさ、「怒っている自分に怒っている自分」とかね...いろいろあるよね

 「ここはる」のメンバーと行ったこの旅は、本当にひとり旅じゃぁ決して得られぬことが得られたわけで 感謝感謝
 何百匹もの蛍にも会って、っはぁ。と感嘆の一息。
 2日ぶりに会った同居人たちは、full of energyだねって。そらそうさね。4度も温泉に入ったし。朝鮮人参も食べたしな ハハ