たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

豊島 てしま

豊島行ってきた。産業廃棄物が60万トン近く埋められ、野焼きにされ、うず高く放置された島。
 瀬戸内に浮かぶ美しい島。

眠いので特筆することを2つに絞れば。。。 

 ひとつは、この前の台風16号でひどい塩害に遭い、田畑はひさんな状況だった。抹茶色の田んぼを見るのはあまりにも無残だった。
 自然災害だけでも、人間はさんざん途方に暮れ、苦しみもだえるというのに、どこから来たとも知れぬ産廃の島になってしまった。これは人災。あってはならないよ。
 へどろがひどかった干潟も、水の無害化→放流をするようになって、藻が青々とし、魚やかにがたくさんいた。つまり、有毒の干潟が、人災を食い止めさえすれば、自然の力で再生されつつある。県の職員が言っていた。驚異的な回復力だって。自然はスゴイって。じゃぁ。諫早の干潟はどうだろう。人の手で、ギロチンを293枚落として、干潟をしめきったけれど、今あの壁に穴があいて、海水が入ってくれば? いろんな思いが交錯する。なにしろ自然の力っていろんな意味でスゴイよ。人間かなうわけがないよ。

 もうひとつは、やっぱり豊島の住民は、環境問題に対する意識ありきで、活動を始めたわけではないから、現在のように、完全撤去の作業がはじまる(とりあえずのこれまでの一致団結してきた目標がクリアされる)と、次の目標に差異が生まれる。それが、人間としては興味深いけれど、研究者ではないので、やはり大変なことだなぁ。という結論に至ってしまう。しかし、終わりのないと思われたことに対して、しがみついてきた島民の怒りと愛の持続力はこれまた人間ってスゴイもんやなぁ。と思う。 

 いろいろ考えたけど、今日はもう眠いゆえ、まずは休もう。

 くみちょーやばんちゃんにあえてよかった。
 
 いいゆめ見れるといいな。

 この二日間は虻風(あぶかぜ)な日だったな。