たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

1万のうじ虫 と ごみむし魂

この一大事のチャンスをくれたのは、井川さん。
このごみむしだましいっちゅぅ、幼虫を(オーガニックで)かって増やしている。
難病も一発で効くという。
彼自身、死にたいほど苦しいのに死ねない病を経験してきたひとり。
たった一秒でも生きていることが苦しい病では、虫を食うなんぞ(それでその苦しみから抜けられるなら)屁でもないと。
生きている命をいただくということは、そのエネルギーをまんまいただくということゆえ、死んでるもんをたべるのとは、エネルギーが全然違うという。

日々、数知れぬ生命を殺して生きているのに、生命をありがたくいただくということに、面と向かって’生きる’ということはない。数回鶏を絞めたときくらいかな。それに近い経験をしたのは。

そう遠くない将来に、気づけば世界中で田畑が人口を養うだけ十分になく、温暖化の影響で、異常気象や海面上昇がさらに田畑をくい、強い紫外線が植物の発育を荒らすことになって、今の時代の用なお金という意味での富ではなしに、本当に生きるために必要なものという意味での富に関する争いが起きた時に、私と私の子どもらは生きていけるだろうか。
やはり、ほそぼそとでも畑をして、常備食や漬物を作って生きていきたい。
そして、小さく這う虫に生かされるということも、心から知っておきたい。

この世の中が、どんどん生命や地球から遠ざかって事が進んでいるように思う。自分もそのひとりだと痛感した。

Beとアキラは、何もためらわずに、いただきます。ありがとう。と言って食べた。彼らは、最近読んだアボリジニの人たちに、より近いと思った。
そして日々の彼らの演奏は、Mother Earthからのもので、Mother Earthへのものだと思う。