たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

モーニングトンアイランドのアボリジニに驚いたこと

昨日と今日の乾窓院は特別だった。

いつものけんそういん、暑い暑い満月の晩、人の数、140までは数えた。
大好きな人たち、ひさしぶりに会えた人、初めて会う人、やっと会えた人・・・
モーニングトンアイランドから来てくれたアボリジニ

準備期間中にやきもきしたことも、すべてがふっとぶ時空間と人の輪。


ありがとう。って言葉、彼らの中には存在しないんだって。
あたりまえすぎるから。

スーパーマーケットは海なんだって。魚や亀やジュゴンも食べるんだって。

火をおこす木は、モーニングトンアイランドでは、雨の日もなんなくつくんだって。

彼らの音楽は、決まりがないんだって。唄い手の夢からのメッセージが音楽になるんだって。

モーニングトンアイランドにいるみんなが家族なんだって。うちらの言う「家族」と概念が違うみたい。

人と人が再び出会ったとき、そのときその関係はさらに強くなる。そのことを思ってフェアウェルソングを唄ってくれた。


いろんなびっくりがあったけど、最後の曲を終えたとき、ロッキーが「本堂でパフォーマンスできたことに感謝して」と言って、ご本尊の方に向き直って、手を合わせた。
わたしは抵抗なくそれに続いて手を合わせたけれど、すごく感動した。彼女がそうしたかったということに。そしてそれになんなく続いたみんなに。

ここでこんな風に人が集えたことに、心から感謝します。
と、わたしは手を合わせたけれど、
ありがとう。のない彼女たちは、何を思って手を合わせたんだろう。


今朝、みんなを見送るときに、「わたし、絶対モーニングトンアイランドに行くからね!」と言ったら、キャシーおばちゃんは、「男たちが、はるかを海に連れて行って、魚をとってきてくれるわよ。」と言った。「絶対行くからはるかのことを忘れないで!」と言ったら、頭をつけて、

「ほら。これでもう大丈夫。あなたの中にわたしたちはいつもいるし、もちろんあなたはわたし達のなかにいる。」というようなことを言ってくれた。身体に何かが走ったのを感じた。