たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

九州に飛んできたよ。

仕事で佐賀で二日間、地球温暖化防止を進める研修に来た。
行きの新幹線でマフラーを同居人に一本編み、
ホテルに着いてからは、プリーツスカートのウエストを縫い、研修中の宿泊部屋でもう一本、風呂上りの濡れた髪が乾くまでの間、今度は最近スキになった人に編んだ。

佐賀に着いて初日は、さすがに魚貝類を喰わねば。と、仕事でお世話になっている方とたらふく食べた。
打ち合わせに支障があるくらい、赤ら顔にもなった。

研修中の懇親会で、これまたすごい量の食べ物が出て、残してはもったいないと、刺身も寿司も1年分、いや5年分くらい食べた。それでも大量に余って、はるかは内心、京大チャリ部の子達を呼べば、きれいに食べてくれるだろうなぁ。今から呼んだら、チャリで来るかなぁ。と、半分真面目に空想した。

自分の役割も終わり、長崎行きの電車に飛び乗って、手紙を書いたり、賀状を出す準備をしたりして、あっと言う間に長崎に到着。なつかしさに浸る間もなく、県知事選のこくぼ事務所へ行き、産まれて初めての電話かけをした。彼女は、通れば、長崎初の女性知事。

長崎県知事の退職金は5千万円で、すでに2度もらっている彼がもう一度通れば1億5千万円、合計で彼に流れる。これは都知事よりも多い額らしい。彼女はそれは半額にして、県民のために使うと言っていた。)

電話かけは、「今日は投票日なんだけど、もう行ったかね~。行っとらんやったら、ぜひ今からでも間に合いますけん」という内容。
みんな、不得意なのに、ずっとやってきた最後の一声。
はるかは、初体験。

ボランティアとカンパだけの市民派で、長崎のいろんな問題を明確にしての立候補だったのに、やっぱり長崎県民は眠った様なのかな?新しいことに対する関心が低いのかな?と途中まで思ってた。
だけど、そうでもなかった。
彼女に投票したわよ。という人の声は、エネルギーがあって、もしも投票が、数でなくて、エネルギーの量であれば、絶対にもろ勝ちだったろーなー。と思った。
これもまた無意味な空想かしら。

選挙活動の最後の1時間に、何食わぬ顔で現れて、フツーに電話かけして(しかもかなり楽しんでいた。)、手伝っていたのをみて、「いやぁ。アンタやったね。なんか突然来た割にやたらなじんどって、そいで裏方でなまこの刺身ば、食べよるもんね。もうずっとこっちに帰って来ると?」

あぁ愛しい長崎。でも、はるかは今まだここに帰って来れない。