たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

折り紙教室

行きたかった折り紙教室にやっと行けた。
吉澤章氏の折り紙は
生物学的だと思う。

植物と動物の違いが、この降り方の最初でふきこまれる。

動物には脊椎を
細胞分裂が進むように 
次第に現れる手足、顔、耳や嘴・・・

初めてこの手法に出会ったとき
涙、涙・・・


折り紙をすると思い出すことがある
日本に来たばかりの日。
あれは百貨店だったか、ホテルだったか、あるいは駅なのか。
じゅうたん敷きの広くて長い廊下の一箇所で
小さな机を出して折り紙教室をするおじさんがいる。
色は赤だった。真っ赤よりも「渋い」に寄った赤。
それはたぶんじゅうたんの色

小さな私は端っこに立った。
チチとハハは半径1.5丹米發砲い覆ぁ
初めてきた空間で 孤独感倍増
折り紙の不思議に惹かれるのだけれど、ついていけない。
”わたし、まだそこまでいってない。できてないよ”という顔で見上げるのに、
おじさんは次に進んでしまう
子どもの数は10人もない。
涙がこみ上げてくる味がして
チチとハハを探しに振り返る。

私の折り紙もみんなと同じものになった。
おじさんの魔法の手がそれを作った。

彼は、私にとって初めての「目の見えない人」
そんなことがありうるなんて、その日まで知らなかった。
そんな人が折り紙を教えられるなんて、その日初めて知った。



昨晩詩の朗読合宿で詠み倒しの刑に処せられていたので、
日記が少々詩の味か?


アラル海のこと」はやがて詞になった。
9日の報告会では、むしろ丸暗記して、芝居に望むべきか。
彼にはいよいよ生きて帰ってきてもらわないとならなくなってきた。