たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

エイコンズビレッジオープンマイクでたんぽぽカフェをするか

昨日まで当然にやってきたことを、今日も明日も本当にやりたいのか、考える時期に来ている

京都に来て最初の頃は、週末ごとに図書館に通っていたけれど、今じゃ借りても返却に行く時間がない

どんどん新しいことに興味を持ったり、頼まれたりして、やらなくてはならないことが増え続け、これはもう無理だとなったこの時期に、改めて考えてみる。感じてみる。私、これをやりつづけてイイのかしら?

SOUTHのマネージャーを卒業して、下鴨サプライズ!を出て、次なるは「たんぽぽカフェ」を検討する
月に一度以上カフェをする。前は、メニューを考えるのが楽しくて、楽しくて眠れなかった
確かイベントの企画もそうだった。考えるだけで楽しみで、わくわくして眠れなかった
そういう意味で一人で寝るというのは、その想像力がふつふつとぐつぐつと煮詰まるのにとても便利だったのかもしれない

これに気づいたから、職場の下に引っ越すのは止めたんだ。自転車に乗るという「完全な一人」を確保する時間を放棄してしまうだろうから

ひとまず無理のない範囲でやってみよう。と、今回も朝からパン屋や八百屋を雨の中駆けずり回り、やっぱり嵐山での仕事に遅れ、帰りは鍵をなくしたかと思ったら、チャリの鍵はチャリについており、おまけに家の鍵は、チャリをこいだらチャリのかごで跳ねていた
ともかくやっとの思いで着いたエイコンズでは、いつものように人が集まり、いつものように人が歌い、いつものように不思議な空間だった

私はここでカフェをしなかったら、このオープンマイクにわざわざ来るだろうか。たぶん来ない
では、カフェもオープンマイクも止めたいか
いや。それも違う
では、オープンマイクの常連であるために、カフェを続けよう

いつもの人がいつものように歌うのが大事で
ダンボールハウスを撤去された、居場所をなくした野宿者と会うのに約束の場所として必要で
新しく来た人が、もしかしたら初めて人前でなにかを表現するかもしれないということが可能で
この異様な雰囲気を、良いのか何なのかわからないこの雰囲気を、さらに良いと思えた今日、自分も含むみんなが作るこの空間は摩訶不思議だと思う
ここは異様でありながら、スッとする場所
人数を集めることが大事なのではなく(大物が来てるのに!)、また一方的な表現でなく、双方が表現し合える人間っぽいこの場は、この世の中、意外と穴場の大切空間かもしれない