たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

思い出すこと・思い出すコ

高校2年のとき、ラボのサマーキャンプで、シニアメイトをやった10日間は、人生で一番全力だったと、今でも思う。

みんなより遅く食べ始めて、誰かが何か「こぼしたー」って叫んだら、飛んでいってそれ拭いて、みんなより早く食べ終えて片づけて、寝る時も全力で寝た・・・
ピノッキオの全部の役になったつもりで、「遊びの国・おもちゃの国」をちびっ子とやった。

声をかぎり張り上げて、みんなを連れて、ぐるんぱ広場に集まるんだ。

3泊4日だって、その中で物語は創られるわけで。
30人弱のキャンパーを二人の高校生がよくもまとめるもんだと思う。
全員の名前を速攻覚えたり、全員に目配り気配り会話して・・・。
最後には涙涙で別れるんだよ。
あれは一体なんだったんだろう。
それを違うメンバーで2回やるんだから、激動の10日間だわ。生半可じゃない。
精一杯やるってあぁいうことだよ。
一日や二日のイベントでへたってる今と比較すると、すっごいエネルギーだ。


なかでも、黒姫登頂隊で黒姫山登った5年生の二人が、帰ってきたとき、全身が震えてた。あれってなんていう感情なんだろう。自分の何かが誇らしく思うんだよね。
単に自分のグループのコってだけなのに。
登ったコはたくさんいたのに。
600人位の子どもたちが、アーチを作って、黒姫登頂隊を迎えるんだよ。
あのシーンがなんでこんなに繰り返し思い出されるんだろう。

計算してみたら、あの子らはもう、大学生の年だ。
近々再会とかあったりして!?おかしくない。

でも、自分が5年生のときのシニアメイトのことなんて思い出せない。
瀬戸内海の高島で1週間も一緒に過ごしたのに。
ざっと計算したら、小中高で合わせて300人と短い共同生活をしたことになるんだ。
覚えてないもんだな。
すれ違ってても、お互いわからないっ、そんなもんなんだろう。

思い出せるのは、名前が変わってた人と、文通を長くしていた人と、好きになった人だけだわ。

手紙って大事かも。

長崎で大学生コーチしてたのが懐かしいよ。
高校生を怒ったりほめたりしてたんだから。
大して年の差なんてないのにさ。

夏っぽいせいかな。高2の夏がよみがえる。