たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

○○貧乏


アンタ引越し貧乏ね。と言われることはある。
思い立ったらすぐにでも引越したくなる。

今まであまり自覚してこなかったけど、私は案外器用貧乏かもしれない。

そういえば、自分の周りでこつこつとまじめにやっている友達が多いのを思い起こせば、しまいには、自分が一番なんもできないまんまなンじゃないかと思えてくる。

お茶のときも、なんかこう見よう見まねで、割りと早く習得するが、家で練習なんてしないもんだから、すぐに忘れる。

外国に行って、見よう見まねで、同じような料理を作ってみると、なかなかそこそこ、ができる。だけど、それを書き写したりするような研究体制が自分にないので、しばらく作らないと忘れる。

ポーランドで何度もおかわりしたスープも、スウェーデンで食べたアップルケーキも、キルギスの野菜ごろごろすぅぷも、インド人のインドカレーも、どれもこれも、一時は自らを感嘆するほどだったのに。


おしゃべりもペラペラぺらぺらと際限なく続く。
おしゃべり貧乏かもしれない。

私の彼はしゃべらない。
私の彼は考えすぎだとよく思う。
それで考えすぎ貧乏じゃないかと思う。

私は案外、それでも自分は豊かだと思う。金持ちじゃないけど、豊かだって。
貧乏でなくってね。


最近、彼氏の影響をだいぶ受けている。
が、自らの体験に基づいていない上に、考え方がまるで違うので、なかなか取り入れるのに苦労する。
無理に取り入れるのはやめようとも思えてきた。

私は、先進国という言葉に対する後進国という言葉がきらいで、発展途上国という言い方を余儀なくしているが、developing countryは、別に後ろに向かって進んでいるんでも、「先進国」のちっとも先進的でない発展を後ろからなぞるように進んでいるんでもなくて、もっと別の方法の発展をするチャンスがあるもんだと考えている。

だから後進国という表現は、なんか聞こえがあまりよくない気がして避ける。
ところが、それはどうやったって、こちら側の人間が見ていることには変わらず、当事者「第三世界の人たち」が本当のところどうありたいのかというのは、わかりえないもんだと考えているんだろう彼は、あえて自分の位置を見失わないように、意識してわざわざ使っているようだ。