たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

20代最後の年越し

年末
わーぷしょっくは、なかなか興味深いものとなりました。
よく食べて、大笑いして、顎関節症はちっともよくなりませぬ。
ごみ調メンバーの忘年会を請け負って、それはそれは大笑いの一夜でした。

感想を書きたいけど、あまりにも薄っぺらい言葉しかでてきません。

忘年会みたいなんが日に3つあってハシゴしたり、
ちょっと変わった経験をしたり、
朝方までおしゃべりしたり、
仕事が忙しいと、余計にいろいろ設定しちゃうもんですわ。

2008年は、カフェを始めたり、カフェを辞めたり、おかげでありがたいことに仕事が増えたり、出会いがあったり、それはそれは濃厚な一年だったので、今年のうちに書きとめなくては!と、温泉宿に行きました。

行き先は、日本一と言われる豪雪地帯 秋山郷 和山温泉

雪の降りしきる景色の中、自分はこたつで書き物をしたい。
ごはんは出てきて、温泉があるところ。
というリクエストに応えてくれたのがここでした。

雄山荘は、ごはんが超おいしくて、もう完全に私向き!
オススメします。
いろんな人を誘って、また帰りたいお宿になりました。
同じ日に宿泊した人たちは、かなりの常連さんで、関東からもう50回も来ている人や、30年以上毎年のように来ている人でした。

宿なのに、これだけ頻繁に来る常連客がいるってのは、ホンモノだと思うよ。お客さんが証拠だと思った。


ともあれ、この宿に行くのに、お決まりの18切符で行くわけだ。
それで、テッチャンな私の彼は、廃線が決まってるなんちゃら列車に乗りたいと、加賀一の宮経由で新潟に向かった。
ということは、始発に乗らなくちゃいけないわけで。
朝から一発ケンカです。

仕事の休暇でのんびりしたいという思いがあるのに、なんで4時半から歩いて駅まで行かなくちゃなんないのよ!!コンセンサスとれてないのに、勝手に話進めないでよ!!

前の晩に、食材を食べきるのを手伝ってくれた、某サイクリング部の後輩は、間に入るわけにもいかず、朝の4時のケンカの場を見守ってくれていました。

そうして、なんちゃら列車に乗って、新潟県に入り、温泉のある津南駅で温泉に入り、豪雪地帯にんじんジュースを飲み、「何が豪雪地帯よ、ちっとも雪なんて降ってないじゃん!」とこぼし、無人駅に移動して、その待合室で寝た。

雪がしんしんと静かに降り積もる。
どうしよう。朝起きて8メートルの雪が積もってたら・・・

翌朝再び津南の駅に戻り、いざ秋山郷へと向かうバス乗り場まで2キロ歩いた。

雪と雪を溶かすための水たまりの中を。

それであんまり寒かったので、喫茶店に入ろうと思ったけど、この町の唯一の喫茶店は12月31日、休みだった。

そういうわけで、彼に「ねぇ髪切ってよ。そしたら、はるか待合室で暖まれるし。」と言って、昭和の理容室みたいなところに入った。
おじいさんとおばあさんが白衣を着て、かみそりを持っているようなところに。
すると、お客さん含むみなさんが驚いて、「若いもんがやってるところがあるから、そこへどうぞ。」と、電話で回された。

そんなわけで、若いもんの美容室で、私はおにいさんに、彼はおねぇさんに髪を切っていただき、あったまった。
だから、私の髪は今ショート。

そして、バスに乗って、いざ秋山郷 和山温泉へ

扉を開けるなり、おかみさんが、
「あら。本当に自転車で??」

私が大きなバックパックを背中とお腹に持っているのを見て、そう言った。

「どうやって来られますか?」と予約時にたずねられたときに、
うっかり口がすべって「私はバスで、彼は自転車で。」と言ってしまったのだった。

それは無理無理。どうしても無理ですよ。

と言われたので「それでは自転車はたたんでバスで行きます」とうそぶいた。


ここが、これから5日間の私の書斎か~と思うと、胸がはずんだ。