たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

砂漠に行きました。



この1ヶ月、ロプノール湖という単語をアホほど聞きました。
それがどちらに存在しているのかわかりませんが、間違いのない名前です。
その周辺に行ったんだと思います。
あと、1500年くらい前だったかに栄えた町の、当時有名だったであろう大きな十字路(今や砂の下?)も通るんだったと思います。

付き合って3年が経ちましたが、みるみるうちに、彼に対する興味関心がなくなっていったことを象徴するようですが、どこへ行ったのかわかりません。
中国のどこかの砂漠です。
たぶん前回の続き。

彼の居ぬ間に、一人暮らし仕様に模様替えをしようと、仲間を集めました。
彼の荷物(地図がほとんど)は、段ボールに詰めてしまえ!と。
そうしたら、彼の後輩その1から
『別れるのは結構ですが、あれを超える変人(日系)は羽柴誠三秀吉くらいだと思います。』と、助言をいただきました。

砂漠が、他と大きく違うのは、おそらくリアルに水の問題で、
彼が前回、最もしんどかったのは、前へ前へと進む物理的進行方向と全く逆のベクトルで、「この水の量で引き返せるか」を常に検討しなくてはいけない。という、この180度逆の引っ張り合いをしながらもなお、前進する点だと言っていた気がします。
うまいこと、オアシスに当たれば先に進める距離が伸びるけれど、
水のタンクが破れたら、一貫のおしまいでしょうね。
人間がいかに水でできているかということだ。


この前の、協働コーディネータの養成講座で、先生がおっしゃっていたことの中で、耳が痛かったのは、
「縦軸に重要度、横軸に緊急度を取った場合、
重要かつ緊急なもの(右上のゾーン)は、誰もが対応しようとします。
あまり重要できないけれど緊急なもの(右下のゾーン)は、たとえば携帯電話が今鳴って、それを取るとか。これの連続で時間に追われている人がいます。団体があります。
協働コーディネータの大切な役割のひとつは、左上のゾーン、つまり重要だけど大して緊急でないものを大事にして、みなの注目を集めることです。緊急でないけれど重要なことに取り組んでいれば、緊急で重要なことへのシフトを軽減できます。
これを促すことができるようになるには、自分の人生もそう生きるよう心がけることです。
締め切り直前まで原稿が書けてない。というのは、まさに、緊急でない間に重要なこととして向き合えていないということ。」

がちょーん! これ、私。
大して重要でないのに、緊急なことの連続。

そして、同系の自分の彼氏をみると、無償に腹立たしい。
なぜ、出発直前まで何もしない?

あれで無事に行きたいところへ到達できて、
生きて帰ってこれるんだろうか。

それならば、なんだか誰にでもできるんじゃないかと思えてくる。