たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

Crossing Borders workshop 2010 in Kyoto


去年好評だったデンマークの先生のワークショップを
今年も開催します.

先生の名前は,ガルバ・ディアロ。
私が出会った先生の中で,1番大好きでリスペクトする先生です.

彼は西アフリカのモーリタニア出身で、15歳まで羊飼いをしていましたが,その後勉強をし,大学で母国の独裁政権について批判する論文を書いて国外追放になって以来,北欧を拠点にしています.


デンマークの教育などに関心のある方
ワークショップやファシリテーションに興味のある方
海外に行くゆとりのない方はなおのこと
この2日間
ぜひアフリカの大らかさと
デンマークの互いから学び合うスタイルを楽しみに来てください


Crossing Borders Workshop 2010 in Kyoto
 ~3rd(sat.)-4th(sun.) July 2010~


◆Crossing Borders ってなに?◆
今回のゲストである,ガルバ・ディアロが中心になって運営しているデンマークNGOの名前で,Border(違い、垣根、壁)を Cross(越える)して,“ともに生きること”を意味しています.主に中東のパレスチナイスラエル,ヨーロッパの若者や教育者のための中立な対話の場や,コミュニケーションのトレーニングなどを提供するプロジェクトを中心に展開されてきました.

◆今回のワークショップでは・・?◆
日本での私たちの日常にも,大小さまざまなBorderは存在しています.今回は,この Crossing Bordersで用いられるコミュニケーションやファシリテーションといった人と人がつながりあうための技術やアイディアを実際に経験してもらいます.そこには私たちが日常のなかで,そしてグローバルな世界で,違いを越えて,ともに生きていくために活用できるエッセンスがあります.


■日 時:2010年7月3日(土)4日(日)10:00~17:00
■場 所:京都市内のお寺 *詳しい場所は参加者にお知らせします.
■言 語:英語・日本語(通訳付)
■対 象:Crossing Bordersの趣旨に興味を持つ方ならどなたでも
■参加費:1日のみ参加12,000円  2日通し20,000円 学生2日通し18,000円 (1泊朝食付+3,000円)
□メインファシリテーター:ガルバ・ディアロ(Garba Diallo) 西アフリカ・モーリタニア出身 デンマーク在住 
□通訳・ファシリテーター:坂東摩耶      
□全体コーディネーター :大関はるか



■主な内容(予定):
・Icebreak <アイスブレイク>
初めて出会う、多様な背景をもつ人たちとの緊張をほぐし,楽しく知りあっていくには?

・Team Building <チームビルディング>
一人ひとりが活かされていく創造的なチームをつくるには?

・Facilitation <ファシリテーション
混乱や葛藤などの複雑に見えることや,話し合いを円滑にすすめていくには?

Ubuntu concept for conflict resolution and restoring trust <紛争解決と信頼熟成のためのウブンドゥ>
“ウブンドゥ=私はあなたがいるから私である”というアフリカの哲学を紛争解決へ応用し,ともに生きるためには?

・Global Communication <グローバルコミュニケーション>
国境を越えたコミュニケーションとは?

・Talking Circle トーキングサークル
みんなで輪になって自覚的に,深く語り合うことを体験しましょう!

・Co-creation <コ・クリエイション>
みんなで協力して,ともにクリエイティブに「なにか」を創りだしましょう!


■ガルバ・ディアロ(Garba Diallo) www.crossingborder.org
西アフリカ・モーリタニアに生まれる.15歳までは羊飼いとして学校に行かずに過ごし,中東カタールの大学に留学して教育学・心理学・ジャーナリズムを学ぶ.母国の独裁政権を批判する論文を執筆したことで国外追放になり,北欧にたどりつく.世界各国のNGOで働いた後,デンマークのフォルケホイスコーレ(国民高等学校)で国際紛争解決やグローバルスタディーズを教える.2001年よりイスラエル,パレスチナの若者に中立な対話の場を提供するCrossing Bordersの活動を開始.現在Crossing Borders の哲学に基づいたグローバルスタディーズコースをコペンハーゲン郊外のKrogerupフォルケホイスコーレにて開講中.

■坂東摩耶(Maya Bando) 
Crossing Borders日本コーディネーター.世界35カ国以上を旅しながら,紛争解決・心理学・ヨガ・瞑想などを学ぶ.デンマーク留学中にガルバ・ディアロに出会いイスラエルパレスチナの若者の対話の試みに衝撃を受け,帰国後も中東やデンマークで行われている活動に携わる.持続的な平和構築のための対話の有効性に関しての論文を執筆し,大阪大学人間科学部賞受賞.その他,平和教育終末医療などの本の編集,心理・スピリチュアルカウンセリングなどがライフワーク.

大関はるか(Haruka Ozeki)
1979年リビアトリポリ生まれ.宇都宮育ち.長崎での大学在学中にデンマークのフォルケホイスコーレに行く.2003年より京都のひのでやエコライフ研究所に勤務.三条京阪の町家に住む.食とシェアが大事.犬と子どもと下駄,おしゃべりがすき.