たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

平田オリザさんの講義

念願のワークショップデザイナー育成プログラムに参加が決まり、
授業が始まった。

平田オリザ氏の話はめちゃくちゃおもしろい。
ワークショップもおもしろい。

次々とやってくる刺激的な情報や新しい考えを
持っていられない自分が残念でならん。

知らないことが多すぎるせいで、受け取る初めての情報が
何とも結び付けられずに、どんどん染み出ていってしまう感じだ。

2日間でノートを約半分使った。
でも、ダダ漏れな感じだ。

社会保険の様に、芸術保険制度を作るのはどうか?という話があった。
考えたこともなかった。
映画も芝居もライブも3割負担で観れるんなら、もっと行きたい。
もっと人を誘いやすい。
精神的にしんどい人を、ほんまもんライブに連れて行くと、
さめざめと泣くことがある。
自分自身も、汗のように涙がとまらなんことがある。

身体の健康のために社会保険制度があるなら、
私たちの精神の健康のために芸術保険制度が必要なのかもしれない。

自殺者3万人(より絶対多いはずだ)の、この変な国ニッポンで
精神的にしんどくて傷病手当をもらっている人が大勢いる日本の会社で、
芸術保険制度の導入に舵をとれば、
かなりの変革が起きるかもしれない。

いろんな変革について、もっと人と、スキャンダルの様に話したいと思う。

とにかく、講師陣が全ておもしろい この講座を受けることができて、
本当にラッキーだと思ってる。

土日がほぼなくなるけれど、なんだかやる気に満ちてるよ。
今のはるかは。

子どもの頃からのあれこれの体験が、こうして何か貫かれたもののように感じるのもありがたいことだわ。

そうして、考えるほどに、やっぱり車輪のアンバランスさが
ここにきて大問題を引き起こしているようにも思う。

つまり、両輪ある車輪のうち、経験という車輪は、割と大きくなってきたのだけど、
知識という車輪が小さすぎて、
つまるところ、小さな車輪を軸に、大きな車輪が動くばかりで、
同じところをぐるぐる回っている様なのです。

まっすぐでなくとも、遠くに進むには一定小さな車輪のサイズを大きくしていかないと・・・。

って、これ、結構前から気付いているんだけど。


そうこうしているうちに、30歳が終わりゆくよ。
やばいね。完全にパターンの中に居て、破り出ようとしない。
彼さまは、無事に帰ってきたけれど、やはり顔を見ればケンカで、
とてもフレデリックだなんて思うてないわ。わはは。

お前、その殻から出た方がいいぞ。と思うが、
お前こそ。と、言われ、
かなり図星よな。と思う。

この夏、何度も観直した『ベッカムに恋して』は、
本当に好きな作品になったよ。
音楽と俳優がいい。
元のタイトル Bend it like Beckham から取れるように、
ベッカムみたいなカーブの利いたシュートって意味もあるけど、
ベッカムのシュートみたいに、決められたこと、慣習、パターンを曲げてやれ!って意味もある。

はるかはストーリーのそこにも惹かれていたのかもしれねいね。

それにしてもこの日本語のタイトル、普段の私なら、絶対に手にとらない作品だわ。
翻訳ってホント、難しいのな。