たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

長崎に帰りました◎

5泊6日で長崎に帰りました。
(帰ると言うのは変じゃなか?と、大家さんの息子は言いますが、
私にとっては「帰る」以外の動詞は見つかりません。)

3連休の前日と後の日を一日ずつ休み、
休みの前の晩に発ったので、5泊6日。
以前だったら、仕事にまっすぐ行くという方法をとっていた(6泊7日にする)けど、
今回はさすがに前晩には戻った。

夜空港に着いて、近くでテントを張って寝て、
翌朝チャリで雲仙を目指した。

車の通りがない道を選び選び、
(コースを選ぶのは無論ダチアさんでありますが)
麦の芽が出た棚田の中を通るのは最高でした。

緑になった棚田と、お休みしている茶の棚田が模様を作っていた。


海沿いは、きらきらしていて気持ちよかった。

海沿いの集落を朝通過したとき、
長崎の(いや、もしかすると九州の)朝の匂いをかいだ。
匂いの記憶というのは、改めて匂ったときに思い出されるもので、
京都で過ごしていて、思いだせるものじゃなかったんだ。
と、わかった。
そして、町には匂いがあったんだ。と知った。

長崎にいる間、私は自分が京都に居る時の自分と少し違う気がした。


年のせいか、(非常に残念だが)
口を開けば文句ばかり言う「文句垂れ」になりつつあるのが、
今の自分の嫌なところ。げんなりするところ。

でも、長崎じゃ、笑ってばかりだ。
なんでも笑いに変わる。
帰って来て数日経つけど、まだ笑ってる。
はるかは、まだちょっとのことで、笑ってる。
ポジティブ思考が炸裂してる。

これが「休暇」ということなのかもしれない。

休暇と言って、そうれ!とばかりに予定を詰めるのとも違う。
休暇と言って、家でごろごろ過ごすのとも違う。
自分に変化をもたらすような、心地のよい、あたたかいものが入ってくる感じ。
入ってくるもののためのスペースを作れるのが「休暇」なんだと思う。

学生時代を過ごした町だから。というのもあってひいき目なんだろうけれど、
でも、やっぱり人があたたかいよ。
景色にすきまがある感じが心地よい。
みんなに時間的なゆとりがあって、自分にもゆとりができる感じ。

会いたい人みんなには会えなかったけど、
また帰ろう。
また帰って会いに行こう。

銀行の口座は増やしても、特に豊かになるわけじゃないけれど、
ふるさとは、帰る場所は、増やせば本当に豊かになるよ。



不思議なことはたくさん起きる。

今はわからないけど、不思議なことというのは、今作っているの。
今作られているんだよ。