たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

team SAKEのこと

以下、ブログ http://teamsake.blogspot.com/ に載せることを検討中の一部

●「目指していること」の一部
私たちは、なるべく小さな集落(半島などが多い)で、孤立状態の長かった集落への支援に重きを置いています。
彼らがそこで自立していくことを望まれている場合、その復興に必要なもの、人、技術、知識などをつながりの中でサポートする形をとっています。
今後は、全国のみなさんに直接協力していただける体制にします。

●「学んでいること」の一部
大きな団体ができない、隙間に入っていくような活動をしていく中で、私たちの作業は、マニュアル化ができないものだと思っています。
丁寧にお話(対話)をしていく中でしか、本当に必要なものの部分に触れることができないようです。「何か必要なものはありませんか?」という問いだけでは、深いところに入ってけませんでした。
(気になっている集落はまだまだ無数にあるのですが、たくさん訪問するよりも、会話をする時間を大事にすることにしました。)
人はもらう一方、あげる一方では関係性がうまく築けないようです。被災している方からお茶に呼ばれたり、泊めていただいたりするのは厳禁だと考えていましたが、互いに世話になり、ありがとうを言う関係になることは、小さな集落ではなおさら、とても大切だと考えるようになりました。

●「繰り返しお伝えしたいこと」の一部
今回の被災地は広すぎます。(沿岸の直線距離でも東京、京都間くらいありますよね。加えて半島の数々・・・)
被災者や被災状況も非常に多様です。時と場所と人によってニーズも全く変わります。(私たちの報告が他の被災地にも当てはまるかはわかりません。この点、非常に気をつけてくださいますよう。)

●「都市部のこと」の一部
石巻など都市部での泥かきなどの作業は、人手が絶対的に足りていません。
震災後2日目から現地入りしている四万十塾の代表(@現在石巻)によれば、「日曜日(4/3)なのに千人しかボランティアが来ていない。全然人手が足りていない。」とのことでした。

●「これまでに聞いたニーズ・応えたニーズ」の一部 例)自立に向けて活力のある集落の場合
・第1陣が聞いた頃(3/22)緊急性の高い物資は足りてきたが、自分たちで道や家を作っているため、長靴(丈夫で大きいサイズのものが不足)とカッパがほしい。(第2陣で届けた。4/3)
・第2陣が聞いた頃(4/5) 届く物資では、サイズに合わないものもあるので、裁縫道具があるといい。集団生活で眠りにくいので、一人ひとつの耳栓があるといい。子どもの靴があるといい。(京都の同じ年の女の子が選びました。別の子は、自分の大事なくしとお手紙も添えました。)(第3陣で届けた。4/9)
・第3陣が聞いた頃(4/14)露天風呂を作ったので、バスタオルと風呂桶があるといい。(第4陣で4/17に届ける予定。)

※今後は全国のつながりのある方にも協力を求め、直送してもらうプログラムを作りました。

※チーム名がteam SAKE(鮭)に変更になりました。(4/3)
第1陣が行った馬場中山集落(家が4件しか残っていないが、亡くなった人は4名。“全員が残ることを決めた”(4/6の報道)、復興に向けて活力ある集落。現在200名近くが共同生活をしている)で、ほぼ孤立状態だった当時(3/21)の訪問と物資は大変喜ばれ、鮭の塩漬けの保存食(流された冷蔵庫にあった)を頂戴しました。第1陣は何度も断りましたが、最後は受け取り、京都での報告会に参加した30名でこれを頂きました。この出来事がきっかけとなり、私たちは南三陸とのつながりを感じることができました。鮭なら還ってくるからと、team SAKEになりました。
今日(4/14)までに、15か所以上の集落を訪問し、物資を届けています。再訪しているところもあります。