2011→2012

2011

いつわった
傷つけた
逃げた

大きく揺さぶられる中で
一つだったものが二つになり、
一つだったものは三つになり。

いつわった自分を　なおも支えるモノたちがある。
傷付けたモノからの深い愛
逃げても逃げても　目の当たりにするのは
謙虚な人と心からの言葉

大きく揺さぶられる中で
ひとつだったわたしたちはふたつになり、
ひとつだったわたしはみっつになった。


さなぎの中でみたものは
それでもいかされていること

さなぎの中でみたものは
たしかにわきでる森の泉

さなぎの中でみたものは
すべてのモノへのありがとう

さなぎの中でみたものは
ていねいに食べること
いつまでもねること
深く触れ合うこと


誰にもわからない
誰をもわからない

構わず私たちは束になる
束になれば　逆流の荒川をかけのぼることもできる
ひとつひとつが自らをけずることになろうとも


2012
ていねいに生きたい
互いをおもいやりたい
しんけんにとりかかりたい
ひとつになりたい
支え合うものがほしい
言葉に気をつけたい