たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

we are human beings, not human doings.

アースデイの夜に
近所の友達の家で上映会をした。

『今、ここにある未来』サティシュ・クマールの映像。

この映像の始まりが、サティシュ・クマールによる
ななおさかきの「これで十分」の英語の詩の朗読から始まるのが好き。

「これで十分」 
  足に土
  手に斧
  目に花   
  耳に鳥
  鼻に茸 
  口にほほえみ
  胸に歌
  肌に汗
  心に風

「これで十分」 

初めて観た時、「う~ん。そう来たかぁ」と唸ってしまった。
サティシュ・クマールが読んだ詩はナナオサカキの詩かぁ。
そうやなぁ。と。

ちょっと長めのさなぎ期間は、よく寝た。
とにかくここ10年で一番寝た。
まだ寝れるんだ。って言うくらいによく寝た。
一番寝た半年間だった。

サティシュ・クマールは、寝ることが大事だと言う。
環境と自分のためには寝ることだって。

自分が平和にならないと平和は訪れないってことも言う。
そりゃそうだって頭ではわかってきたことで、
自分の言葉で言ってきたことでもあったけど、
今は、ホント実感を持ってそう言える。

環境問題の解決は、今日のあなたのプレート(食事)から、とも言う。
そうだそうだとうなずく。
はるかの奥歯はうずく。
心の奥から本当のことを感じているときの合図だ。

サティシュは映像の最後の方で、私たちはhuman beings だよ。
human doingsなわけじゃない。
何かをすることに追われていては人間じゃないんだよな。
・・と、ここで思い出す人がいる。

ブラジル出身の同い年の女の子
しゃべらない。しゃべろうとしない。でもこっちをずっと見る。
自分のことを話さない。でもずっとほほえんでいる。
歌う。キレイな声で歌う。踊る。座ってられないよって上半身だけでもおもいっきり踊る。

彼女になにが好きなん?って聞いたら、
singing
loving
smiling
seeing
touching
and being
って言った。

ほんで、I don't like talking って言った。
そのまんまやなって思った。
でも、その子、本当に、見てくる、ずっと見てんねん。
ごはん食べてても、ずっとこっち見てる。
そんで、微笑んでいてくれる、触れてくれる、ほんで居てくれる。
being ってたぶんこういうことやな、って知った。
不思議な子だった。3、4回しか会わなかったけど、好きだった。
I love you. って心からハグした。

はるかはそう在れなかったけど、前に付き合ってた彼がとても苦しかったときに、その子は居てくれてた。彼の心のすぐそばにいてくれていた。ありがたかった。
human beingを見せてくれた子。
ときどきとっても恋しくなる。


日曜日はキャロットケーキを焼いたよ。
25センチ角の超ドでかいケーキ。
2日間とちょっとで食べちゃった☆
また土曜日に作ろうっと。
なにしろ人参だらけやねん。うち。
人参の存在は、すごいんよ。いるだけでスゴイ人参なん。