葛とセックスの共通項

ただこれを作っている間に、お題の共通項に気付き、おもわず喚声を上げてしまった…。
葛料理で大事なのは、とにかく混ぜつづけること。
はじめただの液体だった葛入りのジュースは、木べら混ぜつづけると、あるときから少し重くなる。その変化は微々たるものでやっている本人しかわからないし、本人でさえ錯覚のように感じる。でも確かな変化。
その波のようなものが何度も来る。そして次第にそれは確実に重くなっていっている。
この間、なんども「あっアレが来たのか！？」と思う。
アレというのは、最後の最後に透明になって、一気に重くなるやつのことなのだけど、そしてそれは最後にやってくる。やってきてもあきらめずに最後まで練り続けなくっちゃならない。そうしないと、今回の失敗バージョンみたくなっちゃう。粉っぽい。（ういろうという名で出せばわからないという人がおったが、やっぱりムリ。）

とにかくこの過程で、何段階にも変化が起きたり、最後にそれはそれは大きな変化（山場）が来るのが、女の人の身体の変化にあまりにも似ていたので、すっとんきょうな声を上げてしまったわけ。
男の人には絶対に発見できない共通項やとおもう。（おんなのひとでも共感してくれる人はなかなかいないのかな～）

しかし、男性という生物は、まったくもって人生の喜びを女性ほどには実感できない生物やと思う。