たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

雨と晴れと曇りと風とそのすきま

自分でも事態がつかめないほどに、いろんなことが同時で起きている。秋って確かいつもこんな風だったっけね。

ちょうど駅のホームにいくつもの線路が敷かれているように、同時にいろいろ。
巨人が、その線路のひとつに電車をそっと置く。
巨人が、その電車をとって、別の線路に置く。
たまに、置いたと思った電車をまた別な線路に置いたりして、
こっちは、「もうあかんあかんー!!」ってなることもある。

日本の天気は、本当に多様で関心する。うっとりすると言っておこうか。
デンマークは今の時期から雨が多くなって、どんどん暗くなっていく。
暗くなるほかに道はないって風にね。


ベジフェスはあいにくの雨だったのに、お客さんが多くてびっくりした。
司会も5回目ともなれば、なんか慣れみたいなもんがあるんやろう。
遊び方がわかってるわ。
朝一、フェス開始前と、終了後締めの挨拶の直後に買い物しまくる。
あとは、トイレをいかに控えるか。6時から21時の間に1回やった。わはは。

大きなイベントの企画・運営、ベジタリアン・ビーガン、人間同士のコミュニケーション、概念の輸入と異文化・・・なんか、えらく考えることが多かった。
片付けのときに雨に濡れて、みるみる熱が出て、翌日仕事を休みました。
店始めて以来、初のダウン。

ほんで、横になればなったで、今度は、人形劇の広報が思い通りにいかなかったと思ってて、それで、不安になって眠れない。
自分が主催で、かつ自分が完全な裏方のイベントの前に必ず陥る不安感。「お客さんが少なかったらどうしよう。ゲストに対して失礼だ。」
イベントを企画し続ける間、ずっと開放されない不安感なんだろう。自分がメインのときには、人数より中身だと思っていてもね。


職場仲間が半年留学に出た。
これで思ってたよりも忙しくなった。
一日風邪で休んだりしたら、一気に大変。
(前に1ヶ月休んで中央アジアに行ったときはゴメンナサイって思った。)
うっそーーーって感じで、パソコンをにらみ、超手際よく仕事をして、終わるころには、目玉と肩がガチガチになっている。

外にでる仕事は好き。人とおしゃべりするのが、ごはんを食べるみたいにエネルギー補給になる。
今度の事業は、おばちゃんたちの井戸端会議に入るようなもんやから、すごい楽しい。
自転車に乗るようになったおかげで、市内の仕事はあっちへこっちへひとっとび。
晴れてると、パソコン仕事でたまってたもんが、頭のてっぺんからプシューっと噴水のように出て行く、抜けていく感じ。
あっぱれ!チャリンコ×秋晴れ

集中してパソコン作業するとき アイリッシュのCDは欠かせない。


それで すばらしき金曜日。
真夜中のクラブへGO!
めっちゃ久しぶりのメトロ。
前々日から彼氏とケンカしてるから、体力がすごい消耗している上、寝不足続き。ソファで寝ると、全然疲れが取れない。

ライブは、好みがある。
そして、これはどうやら、音の質の問題だけではないようだ。
人の、ミュージシャンの心意気、オーディエンスとの会話?

今回のラビラビはマッジやばかった。
完全にイッたゎ。
ホント、人生(どっかにイク)には酒も薬物もセックスも要らないのではないかと思った。
(こういう単語を入力するから、ジャンキーなコメントが残されてしまうんやな)

ほんで、1週間分の凝りがどんどんほぐれて、身体が柔らかくなっていく。
寝不足のはずなのに、3時からのDJでは、さらに身体が軽く、意識がはっきりしていく。
SINKICHIさんのDJは、本当に特別だわ。

23歳で京都にやってきて、クラブ文化に触れ、DJという人種に出会い、それがこんなすんばらしい環境(質の高いフィールド)だったなんて、世界が広がってからやっとその贅沢さに気付きました。

雨の中4時半帰宅。
気分最高潮。

あんだけ大変やったんや。彼氏への爆発もあるわ。
身体は踊って開放し、達者な口が表現を助け、汚泥のような溜まりものは涙と鼻水でバァイ。
路面が濡れた京都の晴れた昼下がりを、自転車に乗って、お寺まで。
おてらハウスでロビン・ロイドさんのライブ。
木洩れ日と気持ちのよい風。
おはなしと音。
あぁもうとっても幸せです。
カスになっていた溜まりものもここでさよなら。
汗のように涙が出る。

気持ちのよい人といると、気持ち悪くなんか、なり得ないのね。


えっ?やだ。
まだあと二日もオフがある!

人形劇で、また心洗われる時間を過ごすことでしょう。