たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

捨てられない、片付けられない人間による挑戦

息子が生後7ヶ月になり、ずりばいでどこまでも行く。

しっかり筋肉をつけてほしいし、身体のパーツの発達のためにも、安易につかまり立ちをしてほしくなくて、部屋を広く広くすることを努めている。

この、モノだらけの家で。

1Fからは低いテーブルを取り除き、2Fは部屋の一角にテーブルなどのモノを寄せて、12畳は這い回れるようにした。

なんとかモノが入ってくるのを防ぎたいのに、去年のホームステイで受け入れた台湾の子のママから、我が息子宛に、信じられない大きさのギンギラギンのラッピングされた箱が届いた。。。10人分の赤ちゃんへの贈り物かと思った・・。3日くらいそのことで頭が痛くなって、ハーフタイワニーズの昔の同居人に電話で相談し、2週間かけてやっと心が落ち着いた。

 

たぶん人よりもモノが入ってきてしまう人生だというのに、モノを捨てられない。

去年うちにステイしていたビーガンのダンサーは、野菜や果物の高級ジュースを飲んでいて、そのごみが定期的にたくさん出ていたのだけど、それがたった200cc程度なのに、ものすごい頑丈なプラ容器に入っていて、彼女が洗って水切りしているタイミングで、ゴミ箱に行く前に拾ってしまう夫。何かに使えると思ってしまう。

1年間使い途がなかったけれど、息子が自分の手をコントロールできるようになって、その容器に、もう食べないだろう固くなった豆を入れたら、いいおもちゃになった。

誰がどう見てもごみだと思ったものが、ほら、こんなに活かされている!!と感動しちゃうのだよ。

 

でも、彼はもう、家中を探検する意欲があるし、能力もある。こっちに行ったらおもしろいものがある!ってことも知っている。

さすがにこのごみのようなもので溢れてる台所をなんとかしないと、事故につながる可能性がある。

 

片付けられない人間というのは、断捨離をテーマにした記事を一日1本読む位、それを必要と感じてはいるもんだ。

でも、アドバイスがあるように、小さなところから始めましょう。一度全部空っぽにしてから収納しましょう。使っているもの、使っていないもの、捨てるもの等に分類しましょう。ってのに乗っ取って、

キッチンのカトラリーの引き出しのお箸入れだけを取り出し、全部ひっくり返してペアにし、

1)使い続けたいもの、2)捨てたいもの、3)隣の家のもの、4)会社から持って帰ってきちゃったものに分けた。

1)使い続けたいもの→元に戻す。

2)捨てたいもの→なぜか輪ゴムで縛っておいてある。何かに使えるかも・・って。

3)隣の家のもの。→返した。

4)会社から持って帰って来ちゃったもの→輪ゴムで縛っておいてある。早く持っていけ。

お箸が入っていた容器を洗って干して元に戻した、という意味で、気持ちよくはなった。が、それをキッチン全体に広げることはできなかった。

 

うちの食器棚には、今、お椀が11個もある!

10年以上前に実家で使っていないものをもらってきた。大小2色ずつ、合計4つの漆器

それにうっすらヒビが入って、石けんで洗うと、お味噌汁を飲んだ時に、少し石けんの匂いがする気がして、お客さんが来ることにも配慮して、一昨年、近くの漆器屋で、やっぱり大小2組、合計4つの漆器を買った。普通はここで最初の10年以上選手の4つを捨てるべきなんだろうけど、なぜか捨てない。

その上、息子が生まれてお祝いにと、かわいいお椀をいただいた。我々にもおそろいのお椀をと家族分で合計3つのお椀がやってきた。これで11個。

少なくともはじめの4つを捨てるべきだ。7つはあってもいいとして。

8人以上でそうめんを食べる日は、こども食堂の食器を借りたらいい。

でも、少なくとも今日も昨日も一昨日も、我々は最初の4つのお椀を捨てていない。

おそらくこのままでは1年後もこのままだ。

こんな風に全てのものが、留まっていると、息子の成長に合わせて、キッチンを安全でシンプルにしたいと思ってもたぶん叶わない。

 

今日、社長が「コロナ後のプロジェクト」というフォルダに以下のリンクをはった。

映画『365日のシンプルライフ』オフィシャル・サイト

以前、京都市ごみ減量推進会議がこの映画の上映会を開催したとき、私はアフタートークに呼んでいただき、大月ヒロ子さんと対談をした。

ちょっと思い出深いドキュメンタリー映画。懐かしいなぁ、と思った。

息子のことを考えると、今こそ、私こそ、これをやった方がえぇな、、と思った。

この映画の主人公で監督の若者は、失恋を機に、すべての所有物を一旦倉庫に入れ、毎日1品ずつ必要なもの持ち帰ってくるというルールでモノと向き合う。

裸で倉庫まで走って、コートを1着選んで帰って来るシーンから、日々、最重要なものと向き合っていく様は非常に興味深い。

 

布団に入って、あ、これをやったらいいのかも。と、本気で思った。

断捨離が無理でも、

必要なものを選ぶことはできるかもしれない。

 

キッチンにある、一切合切を全部隣の部屋に移し、料理をしまくる中で、本当に必要な道具を戻していく。

この過程だとおそらく、先の不要な4つのお椀が選ばれることはない。

引っ越し荷物を解いて収納していくのと違って、1点ずつ選んでキッチンに戻す。

ひょっとしたら、収納自体が大きく変わるかもしれない。 

 

全部捨てない。隣の部屋に置いておく。

で、ひょっとしたら、コツになるかもしれないのは、

キッチンにあるものを隣の部屋に移す際、素材で分けて置いたら、見つけやすいのかも!?

木製、ステンレス製、プラスチック製、陶器製、ガラス製、ホーロー製、鉄製、、

自分のことだから、おそらく今置いてるカテゴリー別に隣の部屋に置くと、うまく解体できなくて、たとえば、お玉やフライ返し、菜箸はこの容器に挿してあるものだから、戻すなら、中は厳選したとしても、容器ごとまるごと全部♪ ってなりそう。

この容器に刺さっていること自体に疑問を持つためにも、お玉だけ、菜箸だけ、でいけることなのか、そうではないのか、吟味したい。

 

マジで、明日やってみようかな、記録した方がいいかな、、

一人じゃ無理だから、友達にバイトで来てもらおうかな、、