たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

日曜日1

小松市。その印象は、そらが広い。佐賀市に似ている。
雲が多い。天使のはしごだらけだった。
雲がおもしろい。
巨大な女神の上半身が左手前方にいて、顔を右天上の方に向けて飛んでいた。
ずっと見つめていたら、いつのまにかタクシーは、彼女の真下付近まで寄っていて、ちょっとびっくりした。

仕事だったので、講演を2度した。その間に、IHクッキングとか、エコキュートとかの説明を主婦ぶって真剣に聞いたり、電気自動車の試運転をしたり。
オール電化の説明は、ふむ。なるほど。と言わせるようなもので、つっこみたい箇所もめっちゃあったけど、だまって最後まで聞いてみた。

電気ですべて管理してるから、揚げ物の失敗がない。むらがない。温度調節ができる。云々かんぬん。
聞いている間、便利に聞こえる一方で、調理から火を奪ったら、人間の感覚はどうなるのだろうと思った。今でこそ電子オーブンを使っているけれど、ガスでやるときは経験と感覚も調理のうち。薪を使っていた頃なんてもっとそう。
揚げむらや焼きむらがあるから、好き嫌いも多様なんじゃないの!
ちょっと香ばしいのと、ちょっとやわいのと、おんなじ材料で作ったのに、揚げ方で多様になる。これが食べることのおもしろさだと思うけど?


せっかく来たしで温泉行ったけど、24時間年中無休の温泉て、一体いつ掃除してるの?って話よね。めっちゃ塩素臭くて、のどが痛くなって出てきた。やっぱりでかすぎるのは困る。何食わぬ顔で湯をなめたら、露天風呂はほとんど水道水だった。

帰りはデッキに立ったまま、水木しげる氏の著書を読み終え、最後にトンネルを向いてぼとぼと泣いた。この人は、帰国してよかった。この人の自伝なかったら、今はるかは気づけることが気づけなかったかもしれない。

初めての詩集。前日の占いと水木しげるでおなかいっぱいで、いまいち感度の悪い反応になる。
半年で10回の詩と語りの講座。
結局7回欠席。1回はぶっちぎりのホントのさぼり。だって、いつも気持ち悪くなるほどおなかいっぱいになっちゃうんだもん。このワークショップ。

でも、最終回の前日にやっと、2冊のノートを始めた。(1冊は誰にも見せない雑多ななんでもアリのノート。日付だけ書く。もう1冊は少しまとまったものを書くもの。人に見せることもできるノート。)