たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

pay forward

沖縄知事選で糸数さんは敗れた
今頃、これで勝てれば何かを大きく変えられるかもしれないと、ふんばってきた人は、力が抜けているんじゃないかと思う

沖縄では投票日前の数日莫大な金が飛び交って、空気が一変している、「高校卒の女に何が出来る」と言う誹謗が広められていると人づてに聞いた
本当かどうか私はそこにいたわけではないから、知らないけれど、どうせ大人たちはそういうことやそれと似たことをするんだろうとぼやっと思ったりする

年始め長崎知事選の日、仕事で佐賀まで行っていたので、足を伸ばした
大学時代にお世話になったみんなに一気に会えるというのが一番の名目で、事務所に入って、ずっと一緒に運動をしてきたかのように作業をした

いざ開票時間が来たとき、その後3分も経たぬうちに、ライバルの当選と出た
選挙活動なんて全然向いてない人たちが、この人が当選したら今までの運動のしがいがあったかもしれない、という期待を胸に全エネルギーをかけてやってきたのを、当日みんなに会ってすごいよくわかったから、開票直後に結果が出てきたときは、なんだか報道陣に対して、そりゃないやろ!大人!と思ったのを思い出す
そういえば、今日、あの日とほとんどおなじ格好をしているや
あのとき敗れた彼女も挨拶したとき、割れんばかりの拍手が止まなくて、挨拶の続きができなかったんだ
負けは負けだと彼女は言った
負けたエネルギーを前へ前へと投げられるかな 私の周りはみんな十分に堪えていた。みんな心身共に調子を崩した。


沖縄知事選に出ていた糸数さんの半生を最近読んだ
30年間バスガイドをして、それから県議員になった人
国をたたえるガイドはおかしいと指摘されたこと、近所の子どもが米軍の訓練に巻き込まれて死んだこと、ひめゆり部隊の生き残りの方の証言を聞かせてもらえる偶然があったことなどをきっかけに平和バスガイドとして動き始めた
バス会社からは勝手なことをするなと言われたけれどあきらめず、ご主人が書いた記事を見て、平和バスガイドを指名してくるお客さんが現れたこと。たくさんのバスガイドさんが後に続いたこと。
他人の人生ながら、ご主人に恵まれたね。と言いたい半生
自分は誰かをそうやって支えることができるのかしら
他人が読んでく~っとうなるような半生にたくさん関わりたい
自分の半生は、後で読んだらだっはっはと笑えるものがいい