たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

マレーシアからのお客さん



新居は町の中からのアクセスがよく、人が集まりやすく、大変よろし。

常夏のマレーシアのサバ州からNGOスタッフがうちに来ました。
初めての冬に、凍えていたけれど、服を重ねて着るということが
思いつかないのか、えらく薄着でした。
靴下が臭うからと、必ず玄関で靴下を脱ぐものだから、裸足で歩く。
うちはトイレが外ですやん。
靴下の臭いを気にして、脱ぐ。という行為、うちに来る他の客にも知らせてやってほしいものだ。

ともあれ、初めての雪を見て、喜んでいたので良しとしよう。 

彼らは、サバ州の40位ある先住民族の中に入って、活動をしているNGOスタッフで、住民の土地の権利について知らせたり、さまざまな問題を自ら情報発信できるようにメディアを使ったワークショップをしたりしている。
森林伐採がひどい。パーム油やゴムのプランテーションのためだったり、木材チップのためだったり。
これまでにあるパターンとしては、いわゆる「先進国」の関心ある活動家が、フィルムを撮ったり、アーティクルを書いたりして情報発信していたけれど、ここでは、自分たちで映像を作る。
しかも、女性たちがそれをしている。
はじめ、自分の声を届ける。という行為に慣れなかった彼女たちが、人の前で話をしたり、主張したりする姿はかっこいい。

一緒に行った友達が、「1人の消費者として質問します。もしも、あなたたちの生きる森を破壊する企業の名前を挙げてもらえれば、わたしはまずボイコットするという形で意思表示ができます。」
彼らの答えは、「それができないんだよ。製品ではなく原料だからね。洗剤にも入ってれば、チョコレートにも入ってる。とりあえず安いものは疑いないと思うけど。」

政府からの圧力で、新聞やテレビの情報は完全に偏っていることを悟っているマレーシアの人たちは、今、インターネットが市民メディアとして主流になっているらしい。
すぐにYou Tubeにあげて、情報発信したり、情報を受けたりするらしい。

そんな彼らは、いつでもカメラを回している。
せっかくだからと、お抹茶を点てた間もばっちり撮っていて、お茶道をかじっている日本人3人が、「あれ?こうだっけ?」「あってる?あってる?」って言いながら、おぼつかない手つきでやっているのも、ひょっとするとYoutubeにさっそく上がってるかもね。

つい最近までご一緒していた市民活動をしている方がお亡くなりになりました。60代だったと思います。
最期まで、ご自身のできる範囲で、お病気のことを周りに漏らさずに、活動されていました。
日々をどう生きるか、考えさせられます。

同時に、マレーシアのみんなは、自分の人生をお金を儲けることを追及せずに、森が残るように、森が生き返るように、人が生きられるように、子どもたちが同じように生きられるように、女性が声をあげられるように、先住民が巨大企業に屈しないように、活動していた。
その影響力の大きさに、自分の存在を恥ずかしく思います。

もう少しインパクトのある、もう少し意義のある、意味のある動きをしたいものです。

と言っても、ここからしかはじまれない・・・。
(ひとりになると、ホント自由だわ。企画が止まらない~。ツレは現在モンゴル中央という情報が入りました。)

2月11日は デンマークの教育の話(デンマークからゲストも来ます)
2月28日は お味噌作り(米ぬかで厚いフタをして失敗のない方法を教わります)
3月13日は 雨水タンクを作ります(4月から日本を徒歩で縦断して省エネを訴える方が講師)
4月は 草木染めします(アジア南米などで染め物のワークショップをしてきた方が講師)
着物の着付け教室します(京都の和服屋さんがセンセ)
5月は 簡易太陽熱温水器作ります(うちの同僚と一緒にやる)
6月は 梅仕事

機織りは定期的にやろうかと思案中。
おかーさんの眠っている着物を裂いて、織って、新しいものを作る。という企画になりそう。
軽く瞑想入るだろうね。

アット我が家って、やりやすくていいね。