たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

6月の鑑賞記録ほか

6月10日(日)
スクラップ京都のアジトで、リアル脱出ゲームに職場のみんなと友人で参加。
脱出成功で泣くほどうれしい思いをした。
リアル脱出ゲームはヘルシーな薬物。
始まる前は歯がガチガチ言ってうまくしゃべれん。
最中は手が震えて文字が書けん。
現場では抑えられないものがいっぱいの自分。
事後は脳みそ沸騰状態。
後から、「あの時ごめんね」と仲間に言う。
今回は指示系統の役を担わせてもらった。
ベテランにっちーが、本当の意味で全体をみてくれてたおかげ。

6月15日(金)
2度目のギアに行った。
小学1年生の男の子と2年生の男の子、5年生の女の子と。
2年生の男の子は初めて会う子だったので、
暗くなることや大きな音も出る作品だから、デリケートな子だと対応できるか心配だと事前に言っていた。
そんな心配をした私が甚だバカだったかのような、それはそれは将来芸人間違いなしってテンションの子だった。

とにかく彼は全てのインプットを自己の中でおもしろおかしく変換し、瞬時にアウトプットする。
「はるかです」って自己紹介したら「はぁマルコね、よろしく」と言われた。

ギアが始まってすぐは、まるでテレビを観ているような客観した反応だったのだけれど、みるみるうちに彼は変貌し、出演者のモチベーションアップにかなり貢献するような反応をしていた。
「おーーーー!」とか「すっげぇ!」とか「うわぁぁあ」とか、
感じるままに声にする。

そして、私を見上げては「パパも連れて来てあげたい」「ねぇ、ロボロイドって本当にロボットなの?」とか「パパはね、マジックが大好きなんだよ。」とか言ってくる。

公演終了後、アンケートに答えるために、ルビのふっていない質問文を読み上げてあげた。
一行読むごとに、関西弁で「ありがとう」って言ってくれる。
とっても丁寧な子になっていた。
激変ぶりに驚いた。


6月18日(第3月曜日はさらさ西陣ザッハトルテ投げ銭ライブの日)
久しぶりのザッハのライブ。
蛇使いとお姫様はどうしても生で聴きたかった。
最後まで、次の曲紹介の度に「お願い神サマ」としていたら、
最後の曲でついにキターーーーー!
おもわず「やったーー!」って手をたたいて喜んだ。
この曲は、ザッハの3人と、それぞれの楽器(ギター、チェロ、アコーディオン)に足がはえて3匹になって、6人で演奏しているような曲。
いろんなものが見える。不思議な不思議な曲。

6月23日(土)
team SAKEの報告会。
少人数だったけど、丁寧な話だったんじゃないかな。
これから2週間、SAKEのメンバーと寝ずの討論が続く。

6月28日(木)
やまとことばに関する話。
セミの鳴き声は、日本では真夏を思いだしたり、夏の終わりを思いだしたり、夏の夕暮れを思いだしたりさせる。
虫の音とて同じこと。
それが、映画となって海外で上映されると、雑音にしか聞こえなかったり、あるいは、耳でキャッチできない場合もあると言う。

この前、実家に帰ったときに、日本人は音に敏感だけど、回転するものには鈍感だという話になったことを思い出した。
静かな洗濯機。静かな掃除機が売れる。
海外では、まずスゴイ音がするけど、別に気にしない。
逆に、扇風機は、羽のないものが開発されたりしている。
おそらく羽のない扇風機は、日本の中から出てくるニーズではない。
実家のバルミューダ(超静かな扇風機)が日本製であることで盛り上がった。

それと、ゑは、ワ行かヤ行かって話。
もともとはワ行なんだけど、ヱビスビールが、YEBISUって書かれることからも混乱されていることがわかる。もうどっちでもいいってことがその日の結論だった。

昔、前の彼とモーニングに入った喫茶店(その時はお客さんにおじいちゃんが多かった)で、出てきた湯のみに書いてあった「ゑ」で大ゲンカになったことを思い出した。
彼は、ワ行派
はるかは、ヱビスビールを理由にヤ行派。
どちらも決して譲らない。

茶店中のお客さんが、耳をそばだてて行く末を伺っているのがよくわかった。
途中、介入しようとしてきた人もいた。
あの日のあのケンカは、どちらにも軍配があがると、講座の帰り道に連絡しようかと思ったわ。