たんぽぽはるかの日常

39歳で初めて妊娠、40歳で自宅出産、41歳でエンジョイ育児。

自宅出産を選んだ理由を改めて。一言で言うなら「もったいない精神」

改めて、「私の場合」の「自宅出産を選んだ理由」を考えたら、意外にも

根本はすべて「もったいない精神」から来ていることがわかった。

どこまでもったいない主義やねん・・。

※以下「順調であるならば」が全ての枕詞に付くことが前提 

※また、あくまでも「私の場合」の話であることを強調

 

◎せっかく自分の身体が自然に生む力を持っているなら、それを体験しないともったいない。やってみないともったいない。(自分が自然そのものであると実感する体験、自分が動物であると実感する経験)→そのために最も必要なのが安心感、リラックス

 

◎せっかくオキシトシン(=しあわせホルモン、モルヒネの200倍の鎮痛作用がある)が出るなら、人間の都合で制限をしたらもったいない。陣痛促進剤を打つと自分のレセプターがそれを受け止めるため、自分からせっかく出た天然のオキシトシンが行く場がなくなってもったいない。(陣痛促進剤を本当に投与する必要のある場面は別だけど、待てば済む話なら待ってほしい。)

 

◎せっかくオキシトシンが出るなら、出せるだけ出さないともったいない。リラックスしている時が一番出やすい、緊張や不安のある中では出にくい。→安心したい、リラックスしたい。知らない人の中で緊張感ある中で産むのは避けたい。

 

◎せっかく母の腸内細菌をがさっと渡せる方法があるんだから(経膣分娩で出てくると渡せる)それをしないともったいない。計画分娩で帝王切開したら渡せなくなっちゃう。(緊急帝王切開や逆子、骨格など必要のある帝王切開でなくてね)

 

◎せっかく初乳には、胃をコーティングしたら抗アレルギーなどの能力があるんだから、産後すぐの授乳をしないともったいない。

 

◎せっかくへその緒に養分がたっぷり残っているんだから、誕生後すぐにへその緒を切ってしまうとその分が使えず、ごみになってしまってもったいない。ストローに残ったスムージーを最後まで飲みきりたいと思うみたいに、へその緒に残ってる分も赤ちゃんが吸収できたら「お弁当3日分」の足しになる。(赤ちゃんはお弁当3日分と水筒を持って出てくると言われてる。最初の3日間におっぱいが出にくくても、体重が落ちてしまっても、赤ちゃんはお腹の中から栄養を蓄えて出てくるので、心配いらない。とは言え、うちは助産師さんの考えで3日目と4日目は1日1回20cc程度ミルクを足した。ここで体力が低下するとおっぱいを吸う力が落ちて後にひびくからということで)

 

◎せっかく羊水を吐き出す力やおっぱいを飲みに行く力がもともと備わっているなら、その力をふさいでしまったらもったいない。やれるかやれないかトライさせてほしい。

(病院では、鼻の中に入ってる羊水などを吸引するらしいが、実際はほとんどの赤ちゃんは時間をかけて自分で出すことができるらしい)

 

そして、何より

◎赤ちゃんにとって人生初めての仕事?作業?体験?「誕生」を本人の意向に沿って成し遂げないともったいない。なるべく(医療介入的な)手出しをせずに、本人のやりたいようにやってみてもらいたい。それがゆっくりなのか、ツルンとなのか、とにかく自分で決めてもらえたら。(うちの場合、なぎちゃんは、出る前に何度か頭の角度を決めるのに試行錯誤をした後、定まってからは早かった。母親に体力がないことを知ってのことかわからんが。)